たった5文字の重み。 - ラッキー Are you LUCKY? -
今回、レビューするのは村上かつら先生の「ラッキー Are you LUCKY?」。
全1巻の短編漫画です。
◆出会い
一年前に母親を亡くしたユウタは、今は父親と2人暮らし。
そんなある日、押入れの奥から、長いこと放置されていた犬ロボを発見する。
それはユウタが生まれる以前に、母親が飼っていた犬ロボだった。

『おめでとう』
名前は「ラッキー」。
ラッキーはたった5文字でしか感情を表現できない犬ロボの初期型であり、基本能力も「飼い主の模倣」のみ。
そんなラッキーとユウタの不思議な生活が始まる―――。
◆5文字の重み
ラッキーは、たった最大5文字でしか言葉を表現できません。
でも、いや………だからこそ、その一つ一つの言葉に重みが生まれてくるんです。胸に響いてくるんです。
上の『おめでとう』の意味を知った時も、思わずグッと来てしまいました(泣

『たのしい?』
たった5文字でも誰かに想いは伝えられる。心は動かせる。
ラッキーはそんな言葉の大切さを教えてくれるんです。
◆母親の面影
犬ロボの基本能力は「飼い主の模倣」。
つまり、ラッキーの体には今は亡き母親の記憶が詰まっているんです。
ラッキーと過ごすことで、その記憶に触れることができる…。

「よほど…誰かの強い気持ちがインプットされているんでしょう…」
もちろん、ラッキーは母親の生まれ変わりではありません。
ですが、いかに母親がユウタのことを想っていたのか、愛していたのか………、それを伝える媒体になってくれるんです。
ラッキーは、今はもう遠く離れてしまった母親とユウタを繋ぐ“絆”になってくれるわけですよ。
読み終わった後、純粋に「よかった」と思いました。
正直、ラストの展開は分かっていても、感動させられましたね。
1巻完結であり、600円程度とお手軽なので、オススメの漫画です。
村上かつら先生の作品は今回初めて読んだんですが、他の作品も読みたくなってきました。
まー、この作品は「らしくない」という意見も一部にあるようなんですけど(汗
◆参考記事
⇒村上かつら先生が描く傑作「ラッキー」を読んで、震えて泣いた
tag : レビュー































