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選択肢は、“殺す”か“信じる”か―――。

未来日記 3 (3) 未来日記 3 (3)
えすの サカエ (2007/03/26)
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6thとの殺し合いに勝利したかと思いきや、すぐさま5thとの殺し合いに突入。
我妻由乃の狂気だけではなく、展開の早さもこの漫画の良さなんですよね。

3rd(=火山高夫)を殺したことにより、9th(=雨流みねね)に命を狙われることになり、その9thを寸のところで取り逃がしたことにより、次は6th(=春日野椿)の罠にかかることになり、そして今巻では6thを倒す過程で信者を殺したことが、5th(=豊穣礼佑)が接触してくることに繋がったわけです。

全ての出来事が、一直線に繋がっているんですよ。

それがこの展開の早さを自然に、そして魅力的に見せているんだと思います。
また、スピードを緩めた話かと思わせといて、最後の最後で壊すという話もそれをさらに助けているかもしれませんね。(Diary5:我妻由乃の秘密 や Diary10:我妻由乃の幸せな日 など)
うーん、喩えるなら…
カーブ後のストレートのような感じ。(わかりづらい?
まあこれからは一直線でない幾つかの出来事が交差した展開、つまり伏線回収のような展開が出てくるでしょう。
たとえば、我妻家の白骨化死体や、敵として登場し唯一生き残っている9thの存在や、その9thに情報を漏らしている4thの真意が軸になる展開など。


また、今巻でも由乃様の異常っぷりは健在でした。
平気で人の家に侵入したり、さらに殺人道具を持ち込んで来てたり、g単位の重さの違いが無意識にわかってしまったり…
特に、ユッキーの母親を事故?とはいえ鈍器で殴打したというのに、表情一つ変えなかった所と、日記を壊すだけで十分なのに、わざわざ5thの腹とともに突き刺した所は…流石由乃様と言ったところでしょう(;゜Д゚i|!)
またこの前者から、由乃の世界にはユッキーしか存在しないという説がほぼ確実になりましたね。
雪輝日記なんていうアリエナイ日記をつけていたことや、雪輝を裏切ったとはいえ、クラスメイトを躊躇無く殺したシーンから、きっとそうなのだろうとは思っていましたが…。

次に雪輝についてですが、2巻のヘタレとは違い、今巻ではかなり頼もしくなりました。
2巻のヘタレっぷりは、見ていてかなりイライラしましたからねー(笑
由乃の自分に対しての気持ちを確かなものだと信じるようになったことで、きっと行動に迷いがなくなったんでしょう。
由乃のように迷いが無さ過ぎるのもちょっとアレですが(苦笑


しかしまあ今巻一番盛り上がりはやはり、由乃と雪輝の間にある『殺し合いの運命』の(漫画内での)明確化ですよ。
由乃は5thから、雪輝は9thからそれぞれ明かされたわけですが…、由乃のリアクションは、それ(雪輝と殺し合うなんてこと)をまったくもって想定してなかったような壮絶なリアクションでした(笑
まあ由乃の性格からして、予想通りと言えば予想通りのリアクションとも言えますね。
雪輝のリアクションも、想定してなかったリアクションに見えましたが、…実際の所どうでしょう?
今までの流れなら、別段想定していても全然おかしくはないと思うんですけど。

>この「サバイバルゲーム」を勝ち抜いた
>最後の一人には
>この私の後継 時空と空間を支配する
>“神の座”を譲ろう!!!


というデウスの宣言を聞いていたわけですし。
………
まーそんなことより(ぇ)、一つ気になることがあります。

その『殺し合いの運命』というのは、本当に避けられない運命なのか?ということです。

確かに、このサバイバルゲームは最後の一人になるまで終わりません。そして、最後の一人になるということは、二人が殺し合うことと同義です。
ですが、「終わらせない」という選択肢は無いのでしょうか?

つまり、「向ってくる敵を全て殺すとしても、残った二人は殺し合わない」という未来を選ぶということです。
ゲームを終わらせないことに対するペナルティの明示は、今の所ありませんし。
それにゲームの主催者、デウス自身もこのゲームに対して求めているのは「退屈しのぎ」であることを、雪輝にほのめかしています。
そのことからも、「サバイバルゲーム」はその一つの手段でしかなく、目的ではないことが推測できますから、きっと選べる………はずです(笑


ですがその未来を選ぶには、雪輝に対して一つ条件があります。それは…、

雪輝が由乃のことを100%信じること――。

理由は、由乃の未来日記、「雪輝日記」の存在です。
「雪輝日記」よって、由乃は雪輝を殺そうと思えば、単に殺せる立場にあるのはわかりますよね?(雪輝の行動全てを予測することが出来るので。)
で、ここで重要なのは…、由乃が望まなくとも、その立場が「由乃が雪輝の命を握る」状態を作り出してしまうということです。
つまり、極端な喩えをすれば、雪輝に待っているのは「由乃が自分のこめかみに銃を突きつけた状態での生活」なんですよ(笑
ですから、雪輝はこの条件を満たさないと、まともに落ち着いて生活すらできないわけです。
(もちろん、雪輝が由乃を殺すことだって不可能ではありませんので、その逆の条件も一応あることはあるんですが…、どちらにしろ完璧に満たしてますので(苦笑 )


…はっきり言って、これは難しい条件と言わざるを得ません。
9thや5thが二人に対して、「必ず殺し合う運命にある」という風なことを言ったのは、この条件が絶対に不可能だと思ったからなんでしょう。

ところで、皆さんには100%信じている人って何人いますか?
………
恐らく、家族や恋人や親友などのごく少数だと思います。
もしかしたら、一人も居ないと答える人もいるかもしれません。

ましてや雪輝の場合、あの由乃を、ですよ?
雪輝の気持ちになってみて、一度考えてみてください。
家に死体が転がっていて、(自分のためとは言え)人を躊躇無く殺せる超ストーカー女を100%信じることが、どれほど難しいことか…、きっとわかると思います(苦笑

そして、仮にこの未来を選ばないとすると、残されるのはもちろん「由乃を殺して、生き残る」という未来だけです。
こちらの未来を選ぶ場合、9thが言ったように早目に殺さないといけません。
そうしないと、由乃に対しての特別な感情が大きくなってしまって、殺せなくなってしまうでしょうから…。
第一、「雪輝日記」の能力によって、その成功率自体始めから低いんですし。


さて、雪輝が選ぶのは、どちらの“未来”なのか―――。



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ふぅー、やっとでUPできました(汗
やっぱりあんまり考え込むと駄目ですね。どんどん長くなってしまう…φ( ̄  ̄*)
この記事も見切りをつけなかったら、今の時点でUPの見通しすら付いてなかったと思いますf(´-`;)ポリポリ
まあそのせいで、穴もできてしまったんですが…(笑
その穴って言うのは、後半の部分ですね。
特に、前者の未来を選ぶ際の、「お互いの未来日記を厳重に保管して、以後使用しないように提案する。」という方法の見落としの穴は大きいなぁ…(苦笑
………まあでも、雪輝のことを常に知りたがるであろう、由乃が「雪輝日記」を手放すのは嫌がるでしょうから、この方法は駄目ですねー。(←投げやり?


最後に。
この漫画「未来日記」は、月刊少年エースは購読する予定なので、また近いうちに感想記事として扱うと思います。
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