今回レビューするのは「ネムルバカ」。全1巻。
大学の女子寮で同室の<先輩>鯨井ルカと<後輩>入巣柚実。
バンド活動に打ち込む先輩は、いつも金欠ピーピー状態。これといって打ち込むもののない後輩はバイトの日々。
ぬるま湯に頭まで浸かったような、でも当人たちにはそれなりに切実だったりする<大学生>という不思議な時間を描いた作品です。
「そんな『普通』の人生送るしかないな!」
「すごい嫌なのに その人生ならリアルにイメージ出来る!!」―――大学生。それは社会を目前にした存在。
ここから先の人生に対して、多少なりの
焦りがあるけれど、その事実から少し目を逸らながら日々を過ごしていく。
もちろん人によると思いますけど、自分にとっての大学生活っていうのは基本的にそういうものでした(苦笑
しかし、いつまでも目を逸らすことなどできるはずがなく、真正面から向かい合わなければならない時が必ずやってくる…。
それは同時に意識的、無意識的を別として、今まで持っていた「夢」や「理想」を捨てなくてはならない残酷な時でもあります。
そう考えるとやはり大学生活っていうのは、「夢」や「理想」から「現実」にソフトランディングする為の
猶予期間、いわゆる
モラトリアムなんでしょうね。
(自分自身がその時に「夢」や「理想」を一度捨ててしまったからこそ、それを追い続けている人がとても輝いて見えるのかも…。)
「やりたいことのある人とやりたいことがない人の間に
何かしたいけど何が出来るのか分からない人って
カテゴリーがあって 8割方 そこに属してると思うんだがね」この漫画、ストーリーの所々でズシリと来る台詞が出てくるんですが、特にこの台詞は印象に残りましたね。
で、まさに自分はその「8割」だったなーと痛感。
「何かしなきゃ」と思いつつも、その
何かがわからない。
そんな
歯がゆさをすごく持っていました。
………というか、未だにそんな気がします(苦笑
現状に何か不満を持っているわけではないんですが、それでも間違いなくそういう思いが存在するんですよね。
大学生の頃との違いと言えば、やはり選択肢の有無。
今、その
何かがわかった所で、どうしようもないっていうのが本音ですから…。
いずれはこの思いさえも、
「諦め」に押し潰されていくんだと思うと、やはり寂しい気持ちになります。
また読んでいて思ったのは、こんな風に作中に出てくる台詞のどれもが
飾らない等身大のメッセージを持っているんですよね。
それぞれが悩める自分自身に向かって発している台詞だからこそ、そう感じることができるんだと思いますが…。
まー、そんな感じの漫画なんですが、ちゃんと笑いもあって全体的にとても読みやすいです。
基本はユルユルな日常を描いているので(笑
今年から大学生になる人、今まさに大学生の人、そして―――
かつて大学生だった人。そんな人たちにお勧めしたい一冊です!
「それ町」最新刊も同時に購入しましたがまだ未読。
というか、「それ町」は
ランキングにも入れたかったなぁ…。
しかし、「ネムルバカ」を読んだ後に「それ町」を読むと、やっぱりこの2つはパラレルストーリーなのかなと思ってしまいますね。
あ、ちなみにCOMICリュウの5月号に番外編が載っているので、読んだ方はこちらも是非。
■参考記事
⇒
「ネムルバカ」から感じる、キャンパス・ライフ・モラトリアム。
※今後の記事作成の参考の為、「ブログ拍手」をお願いします^^
この一年は間違いなく、今までの人生のなかで一番多くの漫画に出会った一年だと思います。
実際、持ってる漫画の約7割はこの一年で集めたものですし(笑
確かにブログを始める前から漫画は好きだったんですが、積極的に漫画を探すようになったのはブログを始めてからなんです。
このブログをやってなかったら、きっと出会えなかった漫画もたくさんあったはず…。
そう思うと少し感慨深いものがあります。
さて、本題のランキングについてですが、
「この一年でどれくらい自分を楽しませてくれたか?」という点を特に重視して評価を付けています。
それでは、どーぞ!!
※◆が「この一年で初めて読んだ漫画」を、◇が「一年前から読んでいた漫画」をそれぞれ示しています。
※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◇第10位 《P2!-let’s Play Pingpong!》ホント、不完全燃焼でした。
まさに「これから」だっただけに…_| ̄|○
無念の意味を込めて、10位にランクイン。
やはり、WJの色に合わなかった事が原因なんでしょう。
近年におけるWJのスポーツ漫画というと、「派手さ」が必要不可欠な傾向にありますから。
この漫画は超人技とか基本的にありませんでしたしね。
そもそもスポーツ漫画の1つに、「主人公が秘めた才能を徐々に開花させていく」というタイプがあります。
「P2!」もこのタイプなんですが…、その過程を丁寧に書きすぎたのが人気の出なかった1つ原因としてあったのかなと思ったり。
ヒロムの才能の開花と共に、作品としても開花した「P2!」ですが、WJ読者全体の支持を取り戻すには
時すでに遅しだったのかもしれません。
事実、ネットで盛り上がりを見せたのはその後でしたし。
あの瞬間まで、ヒロムには
“何もなかった”わけですし…、お世辞にも魅力的な主人公とは言えませんでした。
ただ、その“何もなかった”状態が長かったからこそ、『才能』というものの重要性を色濃く描くことができたんだと思いますが…(苦笑

とにかく、この漫画は試合描写が素晴しかった。
それは演出効果だったり、キャラの心理だったり…、とにかく何か惹かれるものがあったのは間違いないです。
だからこそ、次回作も是非スポーツ漫画をお願いしたい!
江尻先生、お待ちしています。
⇒
江尻先生が一番描きたかったのは…?※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◆第9位 《おおきく振りかぶって》桐青戦はホントに面白く、そして熱かった。
あれだけ長かったというのに、最初から最後までずっと濃い内容が詰まっていました。
>力 足んなくってごめんな!!
>お前をもっとうまく投げさせてやりたかった!!試合後の桐青のメンバーのやりとりを見ていて、思わず目頭が熱くなってしまうのは、いつの間にか西浦だけじゃなく桐青のほうにも感情移入していた証拠なんですよね。
この8巻の表紙とか、もう見てるだけでちょっとヤバイ…(泣
自分の中の「高校野球」って、まさにこれなんです。
ついどっちも応援したくなる。
それをさせてくれるのが、この漫画の魅力なんだと思います。
また心理描写の多さも、この漫画の魅力でしょう。
チーム間はもちろん、同じチームの選手間であっても考え方に多少の相違がある。
普通に考えればとても当たり前の事なんですが、それが「野球漫画」として非常に新鮮に感じられる不思議…。
特に同じチーム、しかもバッテリーであるはずの三橋と阿部の考えの相違は見ていて面白く、読者を惹き付けるものがありました。
最も意思疎通ができていないとダメなのに…(苦笑
マイナス点を敢えて挙げるならば、スポーツ漫画にしてはちょっと線が細い点と、単行本発行が遅い点ぐらいでしょうか。
2〜3巻分ぐらい溜まっているらしいですし。
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◆第8位 《うさぎドロップ》暖かい。とにかく暖かい。
もう読んでいるうちに、暖かさで胸が満たされていく感じ。
それぐらい暖かいです。
>べつにだっこぐらい いつまででもしてやるよ血は繋がっていなくても、心は繋がっている―――。
それがりんとダイキチの関係。
やっぱり「親子」っていうのは、血の繋がりより
心の繋がりが大事なんだなと、この漫画を読んでいて凄く思います。
りんを育てていくうちに、ダイキチ自身も成長していく。
それは親としてだったり、人間としてだったりするわけですが、そこに“子育ての素晴しさ”があるのかなとも思ったり。
で、今後の展開として気になるのは
子供より仕事を取った、あの「母親」の存在。
ある意味、ダイキチと対を成す存在の彼女が今後どのように描かれ、どうストーリーに関わってくるのか?
………りんと直接対面する可能性はある?
個人的にそれは絶対に避けて欲しいところ。
少なくとも今、りんはそれを望んでいないわけですから。
せめて、
その部分だけでも「母親」であってほしいです。
ていうか、最近になってこういう漫画に弱くなってきました。
やはり齢なのか…?(苦笑
⇒
6歳女児と30独身男のほのぼの成長記。 - うさぎドロップ -※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◆第7位 《GIANT KILLING》主人公が監督という異色の設定のフットボール漫画。
とにかく何もかもが新鮮で、読者をワクワクさせてくれます。
>弱いチームが強い奴らをやっつける
>勝負事において こんな楽しいこと他にあるかよそれを作り出しているのが、主人公である達海。
何を考えているのかわからない態度や言動を連発しまくり、いつも周りの人間を振り回すんですが、実は誰よりもチームの事を、そして勝利の事を一番に考えている。
なんというか…、
人を惹き付ける魅力を持っているんですよね。
―――達海ならきっと何かやってくれる!!そう思わせてくれる“何か”が達海にはあるんです。
ちょっと古い表現になるかもしれませんが、「カリスマ」という言葉が最も達海を表していると思ったり(笑
正直、今まではフットボールにおける「監督」の存在がそこまで大きいものだとは思っていませんでした。
だけど、この漫画を読んでそれが大きく変わった。
「監督」とは何か…?
この漫画はその答えを教えてくれます!
⇒
新スタンダードのフットボール漫画。 - GIANT KILLING -※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◆第6位 《岳》命を「助ける」、そして「助けられる」という意味の大きさ。
この漫画は、その両方を教えてくれます。
同じような「救助漫画」には、主人公が100%相手を助けてしまうものも多く存在しますが、この漫画はそれとは違う。
>良く 頑張った。どれだけ頑張っても、助からない人は必ずいる。
悲しいけれど、それは紛れもない「現実」。
でも、その「現実」を見て、悲しみだけじゃなく
暖かさも感じさせてくれるのがこの漫画の、そして三歩の魅力なんだと思います。
そして、この漫画のもう一人の主人公である遭難者。
それぞれに人生があって、それぞれに思いがある。
その視点が描かれるからこそ、「助けられる」という意味の大きさがヒシヒシと伝わってくるんですよね。
いろんな意味で
出会えてよかったと思える、この漫画。
是非、このクオリティーをこれからも維持してほしいです。
⇒
人間ドラマを描いた山岳救助漫画。 - 岳 -⇒
試し読みはこちら※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◆第5位 《20・21世紀少年》徐々に「世界」に引き込まれていく―――。少し忘れかけていた
名作の感覚というものを、この漫画は鮮明に思い出させてくれました。
自分は漫画喫茶で「20世紀少年」を全部読んだんですが………、次のページ、次の巻と読む手を止められませんでした。
いや、ホントに止まらないんですって!(笑
ずーっと食い入るように読んでいましたね。

“ともだち”を巡る、謎が謎を呼ぶストーリー。
文章で表現するのさえ難しい、壮大なストーリー。
前半はまさしく神展開。
後半に関しては賛否両論ありますが、それでも間違いなく
「名作」です。
少なくとも自分はそう確信しています。
ちなみに三部作で映画化もされるわけですが、期待と不安が「3;7」と言った所。
あの壮大さを本当に表現できるのか…?
元々、こういう派生品には興味が薄いだけに、観に行くかはその時になってみないとわかりませんね(苦笑
⇒
壮大すぎるSFサスペンス漫画。 - 20世紀少年 -⇒
ついに明かされた“ともだち”の正体! - 21世紀少年 -※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◇第4位 《HUNTER×HUNTER》この漫画にはホント思い知らされました。
結局は『面白さ』が全てなんだということを。
はっきり言って、冨樫先生は嫌いです。
というか、人間としてダメだと思ってます(笑
普通だったら、漫画の面白さがそのまま作者の尊敬へと繋がるはずなんですが、ハンターの場合、それがあまりありません。
こんな漫画は初めてですよ…(苦笑

だけど、
この『面白さ』だけは認めざるを得ない。10月の連載は、突入からたった数十秒しか進んでいないというのに、間違いなく面白かった。
文字通り、「息を呑む」展開でした。
認めたくないですが、ハンターが載っている時と載っていない時とではWJの購買意欲に明らかな差がありましたから。
悔しいけど、面白い。もう、この言葉に尽きます。
この思いは他に表現しようがない。
戦力差は歴然。
普通に考えれば勝てるはずが無い。
なのに面白い。つい期待をしてしまう。
それはもう冨樫マジックと呼ぶべきものなのかもしれません。
さて、今回の連載はどこまで進むのか…?
とりあえず、バトル構図は既に整ったので、ここからそれぞれのバトルをいかに展開させていくかが気になる所。
悔しいけど、やっぱり面白い。思わずそう言ってしまう展開を期待したい。
今後も10週連載と休載を繰り返すと思いますが、どんなペースであれ、とりあえず連載し続けてくれることを切に願います。
⇒
デスノート・パロディ『冨樫』⇒
デスノート・パロディ『休載』⇒
全盛期の冨樫伝説。※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◆第3位 《WORKING!!》今まで読んだ四コマ漫画の中でも、間違いなく
トップクラスの面白さが詰まっています。
「あずまんが大王」といい勝負かもしれません。
「WORKING!!」は
サクサク♪って感じで、「あずまんが大王」は
にょろーん♪って感じですけど。(←わかりづらい

照れ隠しで殴り倒す伊波さん。
以前の
レビュー記事で述べたように、伊波さんが最も魅力的なキャラなわけですが、それ以外もとっても魅力的なキャラ…、ていうか変人ばかりです(笑
驚くべきは、あれだけ癖のある変人だらけだというのに、それを上手く回してるという事実。
どのキャラも全く死んでない。
というか、むしろそれぞれが相乗効果を生んで、さらにその魅力を増幅させているわけでして。
全く見事なもんです。
四コマ漫画ということも相まってか、「読む」という行動のハードルが非常に低いのもプラス評価。
実際この記事を作っているとき、思わず全巻読み直してしまいましたから。
時間ないってのに!!(笑
また作者公式ページで連載中の
「WORKING!!」も面白いので、機会があれば是非こちらのほうも。
舞台は同じファミレスなんですが、登場キャラや作品全体の雰囲気も違うので、全くの「別作品」だと考えてもらえれば。
⇒
人間関係が魅力的なファミレス四コマ漫画。 - WORKING!! -⇒
試し読みはこちら※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◆第2位 《よつばと!》ネット・私生活に関わらず、誰かに漫画を勧めるとき、一番最初に挙げるのがこの漫画です。
それぐらい守備範囲の広い、いわば「安全牌」的存在。
食べ物で言えば、カレーみたいなもんです(笑

海に行ったり、買い物に行ったり、お手伝いしたり、お祭りに行ったり、牧場に行ったり、釣りをしたり、動物園に行ったり…etc...
よつばを中心にした、そんな何気ない「日常」。
しかし、それが「よつば」というフィルターを通すことによって、とっても面白い「日常」に変わります。
また、よつばの周りの大人たちは、みんな子供らしい部分を持っていて、よつばとの「日常」を心から楽しんでいるんですよね。
その姿を見ていると、すごく微笑ましくて…。
でも、同時にすごく羨ましくて…(苦笑
むしろ「非日常」と言っていいぐらい、
理想的な「日常」がこの漫画には詰まっています。
心のエネルギー補充に是非どうぞ。
⇒
キング オブ ほのぼの漫画。 - よつばと! -⇒
試し読みはこちら※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◆第1位 《未来日記》この一年は、この漫画と共に歩いた一年でした。
ブログを始めてすぐに出会い、その魅力に取り付かれた自分は、続きの見たさだけに少年エースの購読を始めるという、今から思うと無謀としか言えない行動を取りました(苦笑
しかし、今となってその行動は決して間違いではなかったと自信をもって言えます。
それだけの価値は十分にありました。
コミック派の方には少々伝わりにくいと思いますが、この漫画、
「続きが気になる!」という部分ではかなりのものを持っています。
自分がもしコミック派だったら、絶対に1位ではなかった。
それぐらい、
リアルタイムで読む面白さがあります。
その要因として挙げられるのは、「展開の早さ」。
ジャンルがサスペンスということもあるんですが、そのジャンルの中でもとりわけ展開が早いんです。
だから、次も
“何か”が起こる。
少なくとも、それを強く期待させてくれます。
さらにこの「展開の早さ」は、この漫画の欠点でもある「穴」を見づらくしてくれるんですよね。
間違いなく、この漫画の魅力の1つだと思います。
>ユッキーがこの女と仲良くなったら……
>ユッキー この女を好きになるかもしれない…… 殺さなきゃそして「魅力」と言えば、やはり由乃は外せません!(笑
真っ直ぐ過ぎる
“愛”と、そこに潜む
“闇”。
読者を心を掴み、決して離さない力があります。
「ヤンデレ」という言葉一つでは決して伝わらない魅力。
是非、実際読んで体感してほしい!
12人居た日記所有者も、ついに残り6人に。
一体、誰が死に、誰が生き残るのか…。
覚悟して見守りたいと思います。
⇒
最狂ヒロインが魅力のサスペンス漫画。 - 未来日記 -⇒
試し読みはこちら※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
ということで、「漫画ランキング ベスト10」でしたー!!
仕事や私用が立て込んだこともあったわけですが、当初の予定より一週間以上も掛かってしまいました。
やはりこういうものは、余裕のある計画を立てて取り掛かるべきだと痛感しましたよ…_| ̄|○
というか、あまり新鮮味のないランキングになってしまいましたね。
当然っちゃ当然なんですケド。
ちなみにラブーンの伏線回収などがあった「ワンピース」も是非入れたかったんですが、あまりに長期連載過ぎて評価が難しいので考えないことに。
尾田先生の構想はあまりにもデカすぎます。
また正直言うと、上位の漫画の評価はそんな変わりません。
そこらへんはもう直感です。
もう明日には変わってたりするかも?
実際、作ってる最中に大きく変えましたからね…^^;
ま、こういうのは流動的なものだと思ってますから、その辺は仕方ないってことで。
ただ時間の都合上、やむを得ずに外した作品もいくつかあり、少しだけ納得できていない気持ちもあるのも事実です。
しかし…、それは多くの素晴しい漫画と出会えた何よりの証拠。
この一年も多くの素晴しい漫画と出会えますように―――。※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※★※
◆おまけ 《銀魂》これがランク外だったのは、皆さんから見て予想通りなのか?それとも予想外なのか?
過去一年以外の評価も入れたランキングなら、きっとランクインしていたんですが…(苦笑
この一年では、やはり真撰組動乱編が一番印象に残ってます。
過去の長編の中でも一位、二位を争うものでした。
>が…とう
>あり…がとう斬らねばならない。
しかし「裏切り者」としてではなく、「仲間」として、そして「武士」として斬る。
こんな風に終わらせるとは全く思わなかったこともあって、かなりグッと来てしまいました。
今年も大分楽しませてくれた漫画ではあるんですが、全体的に見ると失速してきている感があることもまた事実。
ま、連載開始から四年以上経つわけですし、その辺は仕方ないのかもしれませんけど。
「やることはとりあえず全部やった」って感じですし。
自分って確かに「銀魂」が好きなんですが、それ以上に
空知先生そのものが好きなんですよね。
なので、この辺で「銀魂」を終わらせるというのも全然アリだと思っています。
SQ特別読み切りの「13」で空知先生の新境地も見ることができましたし、次回作も十分期待できるんじゃないかと。
ただ終わるにしても、高杉・桂・銀時の過去話(松陽先生の話)だけは絶対に消化してほしいです。
せめて、銀時・桂と高杉との間に何らかの形で“決着”を…。
というか、これがこの漫画で言うメインの話だと思いますし。
そういう部分を考慮すると、以前の赤マルのインタビューで言っていた「30巻前後」とか丁度いいんじゃないじゃないでしょうか?
⇒
殺したいほど大好き。 - 13 サーティーン -
※今後の記事作成の参考の為、「ブログ拍手」をお願いします^^
今回、レビューするのは「うさぎドロップ」。既刊3巻。
フィールヤングにて連載中の漫画です。
■簡単なあらすじ―――じいさんに隠し子が?祖父の訃報を聞き、有給をとって駆けつけた孫のダイキチはその事実を知り、驚くことになる。

祖父が好きだった花、竜胆(りんどう)から取って「りん」。
それがその子の名前だった。
葬儀も一段落したところで、りんの今後について話し合いが始まったのだが、親族達は荷物のように互いに押し付けあうばかり。
その光景に業を煮やしたダイキチは、タンカを切って自らがりんを預かることを決めてしまう。
そして、6歳女児と30独身男の共同生活が幕を開ける―――。
果たして、ダイキチに子育てはできるのか!?
■「犠牲」か否かりんを預かることになったダイキチですが、そもそも未婚の独身なわけですから、当然ながら子育ての経験なんてありません。
だから、まさに「手探り」でやっていくという感じです。
自分自身も経験ありませんから、読み進めるにつれていろんな発見があって驚いたり。
そして、この漫画がいい所はそういう子育ての“大変さ”を描いていることなんですよね。
ダイキチの場合、それを一気に背負うことになったわけですから、より“大変さ”は大きいものになってしまっています。
それを受け、りんの為に残業のない課への異動を決意するなど、色々と今までの生活からの変化を余儀なくされるダイキチ。
そんなときふと一つの思いが浮かびます。
これは「犠牲」なのか―――?是非、皆さんにも聞いてみたい質問。
子育てによって今まで出来ていたことが出来なくなったら、それは
「犠牲」ですか?(例えば、育児の為に退社する等)
ダイキチの場合、りんは実の子供ではありませんし、ましてや全てがいきなりです。
割り切るというのは酷な状況。
しかし、「犠牲」だとは思いたくない。りんの為にも。
そして、悩んだ末にダイキチが出した結論は…、
>今 俺が“これは犠牲じゃない”って言い切るのはウソくせーから
>何年か後にそう思えたらいいなと思うウソのない素直な言葉。
これがすごく良かったです。とても納得できるというか。
自然と
暖かい気持ちになったのを覚えてます。
■やがて“親子”に子供は可愛いです。
というか、りんちゃんは可愛いです。
世の中には「絶対」なんてことは無いと思ってましたが、これは絶対です。
絶対ったら絶対です。(オィ

いや、冗談抜きでホント可愛いんですよ(苦笑
“子供らしい可愛さ”っていうのが上手く表現できてると思います。
無邪気というか、無垢というか。
ですが、初めの頃は少し影がありました。
祖父が死により、一人ぼっちになってしまった「悲しさ」。
また一人ぼっちにされてしまうんじゃないかという「恐怖」。
それがダイキチと過ごす事で徐々に
「安心」で埋まっていきます。
少なかった表情にも、徐々に笑顔が増えていきます。
それに伴い、ダイキチ自身も少しずつ
“親”に、そして2人が
“親子”になっていく様子はとても見ていて微笑ましくて…。
「親子っていいなー」って強く思ってしまう、そんな漫画です(笑
あ、気になった方もいるかもしれませんが、敢えて「りんの母親」についてはここでは伏せておきます。
また「このマンガがすごい!」のオンナ編五位を獲得しているらしいですが、男が読んでも全然楽しめると思います。
というか、個人的には
むしろ男の方にお勧めしたい作品かも。
ネックは一冊1000円程する値段ですかね(苦笑
近々、同じく宇仁田先生の作品の「よにんぐらし」も購入してみようかなーと考えています。
こちらは
“家族”がテーマみたいです。
◆参考記事
⇒
「温もり」を求める貴方へ、宇仁田ゆみ作品のススメ⇒
「うさぎドロップ」と「おたくの娘さん」から見る、ある日突然娘が出来た時の対処法
※今後の記事作成の参考の為、「ブログ拍手」をお願いします^^
今回レビューするのは「よつばと!」。既刊7巻。
月刊電撃大王にて連載中です。
※大幅に編集・追記しました。□あらすじ的なちょっと変わった女の子よつばちゃんと、とーちゃんと、その周囲の人たちが繰り広げるささやかな日常。
なんにもないところにあふれる不思議な空気。
読むとなんだか楽しくなる、ただそれだけの、ちょっと普通の漫画です。(1巻帯裏より引用)
□レビューこの漫画の一番の良さと言えば、何気ない日々の出来事を「よつば」と組み合わせることによって、
面白おかしい出来事に変えてしまう点でしょう。
その点に関して、右に出る漫画は無いかと(笑
では、なぜ「よつば」と組み合わせることによって、こんなにも日常が面白くなるのか?
それには
2つの要因あります。
まず1つ目。
元々よつばはすごく元気で好奇心旺盛な子供なんですが、それに「田舎から引っ越してきた」という事実も加わって、周りに
“初めて”がいっぱいあるんです。
そして、よつばの
“初めて”というフィルターを通じて日常を眺めてみると、いつもと全然違って見えるんですよ。
それがとっても面白いんです^^
次に2つ目。
>あいつは何でも楽しめるからな
>よつばは無敵だ大雨を楽しむよつば。
とーちゃんの言葉通り、よつばは
“楽しむ才能”のようなものを持っているみたいなんですよね。
そして、よつばが毎日を思いっきり楽しんでる姿を見ると、こっちまで楽しくなってくるんです(笑
でもこの才能って子供の頃、皆が少なからず持っていたものなんじゃないかなと思います。
今となっては
「くだらない」と思うことが、純粋に
「楽しい」と思えた子供の頃の出来事。
そういうのって、結構多いんじゃないでしょうか?
よつばを通じて、そんな子供の頃をちょっと思い出す。
それもこの漫画の楽しみ方かもしれません。
またよつばだけにとどまらず、その周りのキャラクターたちも非常に良い味を出しています。
抜けた所があるけど、ちゃんと親らしい一面も見せる「とーちゃん」。よく遊び相手になってくれる、とーちゃんと親友の「ジャンボ」。よつばが毎日のように訪れる、隣の「綾瀬家の人々」。よつばと子供染みた喧嘩をする、とーちゃんの後輩の「ヤンダ」など。
そんな皆に囲まれながら、よつばは思う存分毎日を楽しみます。
とにかく
老若男女に関わらず、お勧めできる漫画です!
試し読みは
こちらからどーぞ。
「よつばと復讐」、「よつばとダンボー」が丸々読めます。
※今後の記事作成の参考の為、「ブログ拍手」をお願いします^^